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築地で世界のお祝い料理を楽しむ会第2回スリランカ 報告

更新日:11月25日

昨日「築地で世界のお祝い料理を楽しむ会 第3回スリランカ」を開催しました。

このイベントのネーミング、全くひねりがなくそのまんまなのでセンスどうなのという感じですが、Simple is the Bestで分かりやすく皆さんに届けたいという思いからです。

親しんでいただけたら幸いです。


写真はすべて©小端アキコ


それはさておき、今回はスリランカのお祝い料理でした。私のスリランカのイメージというと、日本と同じく四方を海に囲まれた国、カレーを食べる、カツオや海産物を食べる、セイロンティー、最近財政破綻した、といったところでいたって平凡な知識量ですが、この貧困なイメージを覆すべくやって来られたのが、池上本妙院のご住職、早水文秀氏です。



スリランカは仏教国なので、お仕事上つながりが深いという事がスタートかと思ったのですが、必ずしもそういう事ではなく、プライベートで何度も訪れるうち、いつしかスリランカのスパイス沼にどっぷり嵌ったという早水さん。まずは写真でスリランカを紹介してくださいました。


この企画はお祝い料理という事で特別な食事というカテゴリーになりますが、スライドで見せて頂いたスリランカの普段の食事が野菜たっぷりヘルシーなお惣菜カフェ飯といった感じで印象的でした。なんとなくアーユルヴェディックな要素を感じたので伺ったところ、アーユルヴェーダは国民の生活に浸透しているそう。興味が増します。




それと料理好きの旅の写真に絶対になくてはならないものといえば、そう、それは市場です。エコノミーマーケットの事ではなく、市場(いちば)ですね。旅好きお料理好きには堪らないものがあります。



スリランカ市場の野菜も見せて頂きました。見慣れない細長いタケノコのようなものがあり、「ドラムスティック」という野菜と教えて頂きましたが、これは近年スーパーフーズとして名高い「モリンガ」のことだそう。ちょうど仕事でモリンガの事を調べていたので実物の写真を見られてラッキーでした。


スリランカのレクチャーのあとは今日のメイン、料理の時間となります。

まずは皆で衣をつけてコキスを揚げます。

早水さんは事もなく簡単そうに揚げるのですが、やってみるとコツがあってなかなか難しい。難しいので協力しながらわいわいとみんなで手を動かすのは楽しいですね。上手にできると拍手です!




型に衣をつけて揚げるコキスは、クッキーが語源の軽食で、各国に似たお菓子や軽食があります。スペインや南米でも似ているものがあり、スペインのコキスの写真を参加者の方に見せて頂きました。そうやって過去から現在までさまざまな料理が世界各地に広がっていったのでしょうね。そういう繋がりを発見した時、とても嬉しくなるのです。なんででしょうね?




ルヌミリスはスリランカの辛み合わせ調味料で、手袋をしてよく揉みこんでつくります。ココナッツミルクライスのキリ・バトに添えたのですが結構な辛みありです。今回はここにスリランカのかつお節パウダーも加えてみました。



キリ・バトはココナッツミルクライスで鍋で炊いてからひし形に形づくります。日本の菱餅にも似ていると思い前もって早水さんに質問しており、色々調べてくださったのですが、ひし形にする意味は分からなかったそうです。残念。



ただキリ・バトは型で抜くという作り方ではなく、バットに敷いたライスをナイフでひし形にカットしていくものなので、どちらかというと、バクラバ(中東のお菓子)をひし形にカットするのと同じ工程に思われました。中東経由なのかもしれないですね。




フィッシュカトレットは、魚のコロッケなのですが、カレーリーフの風味がするだけで一味違って美味しいです!お祝いの席ではポピュラーなスナックとして食べられているそう。ポルトガルから伝わったカトレットにスパイスが役者として加わり、コロコロ可愛いアイドルコロッケになりました。




さて今回のメイン、フィッシュビネガティアル(魚のカレー)の食材ですが、築地の新鮮なサワラをふんだんに使いました。そうです贅沢なのです。紀伊国屋でサワラ2切れ買ったら1,500円するんですよ。でも築地なら、まとめた量を買えばお手頃に新鮮なサワラが手に入ります。そんなの絶対に美味しい~~じゃないですか!!

そしてスリランカでもサワラはよく食べられているそうです。



スリランカ独特の紫の小さい玉ねぎとプチトマトを入れます。カレーリーフもたっぷりと入り油でいためると香りが良く食欲をそそります。今日のカレーリーフは早水さんがご自宅で育てているものをたくさん持ってきてくれたのですが、苗はどこで買えますか?など質問も飛んでいました。そうそう、現地ではしし唐ではなく青唐辛子を使うそうで、ホンモノは激辛が予想されます。今回はマイルドにしし唐で。


今回は揚げ物もあって時間がかなり押しましたが、無事試食にたどり着けました。

皆さまお疲れ様でした。


フィッシュビネガティアル

キリ・バト、ルヌミリス、魚のカトレット、コキス

美味しく食べていただきありがとうございました!

早水さんもレクチャーありがとうございました。


食と関係のないことですが、スリランカの祝日は毎年変わる、毎年占いで決めるということに大きなカルチャーショックを受けました。それが前時代的といいたいわけではなく、良い悪いを超えたスリランカの文化の奥深さを感じました。やはり行ってみたい国です。


次回は11月24日(木)シンガポールのお祝い料理になります。

お楽しみに!


文:高田桃子 写真:小端アキコ 写真の無断転載はご遠慮ください。



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