バルト3国の料理本は行くたびに購入しており、何やかんやでもう7冊所持です。
バルトの伝統的な一皿、北欧料理のようなモダンキュイジーヌ、ハレの日の料理、こちらでは見られない珍しい食材等々、パラパラと見ているだけでも楽しいし、参考になる。
向こうに行って習ったものもあるけど、それ以外の食べたものは、料理本の中の近いイメージの料理を参考に、翻訳して日本語のレシピにして試作している。
食材が手に入らず苦労するものもあったり、日本だととってもお高くついてしまうものも多々ある。更には、、多分その国でつくればうまくいくのだろうけど、不思議と日本では何かなぁという味になるものも。やはり独自の風土というものの縛りは案外大きい。
ある国の食文化を理解しようと思ったら、その国独自の食材を知る必要はあるし、100%書かれているままに再現してつくってみるのも大事なんだけど、でも最終的には料理は、その国の風土に合ったやり方で作り直した方が理に適うし、より広がりがあると思っている。どんな食材や料理もそうやって、他の国に伝播したときに、その国風の調理の仕方や食材がプラスされて、定着していくものかもしれない。
遠い昔、鎌倉時代、道元禅師が中国から持ち帰ったとされる豆腐が、日本で精進料理の食材として重宝され、そこから室町を経て、江戸の庶民へと広がりを持って展開されていき、白い柔らかい日本独自の豆腐となり、今や日本料理には欠かせない存在となった。
そういうストーリーを持つ食材は、日本でも世界各国でもきっと沢山あると思う。
料理や食材の過去の姿、現在の姿を見て知ったうえで、時代と共に変わっていく料理というのものが面白く、常に常に興味が尽きません。
話が微妙に逸れていきましたが、、バルト料理本の紹介。
海外旅行に行ったら書店に行き、料理本のコーナーに行くのは結構面白いのでおススメですよ。料理好きの人へのお土産にも良いですしね。
エストニアの料理本は、お皿や盛り付けも可愛く洒落てる。目の保養にもなる。
右のはラトビアのハレの日に食べる料理について、詳しく解説されている。左の表紙は詰め物をした焼きリンゴ。
中はとてもモダンな内容。
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変わったスープのレシピが多く載っていて嬉しい。
左のは一番古株で、食材の解説も詳しく載っていて重宝。
さあ今度はどこの国の本を買おうかな。