南インドのお祝い“ポンガル”とお祝い料理
遅らばせながら2023年1回目のブログです。
ThinkEATLabの今年の目標ですが、
お祝い料理の会を続けながら、
薬膳や栄養アドバイスの活動も精力的にすすめていくつもりです。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、2023年1月のお祝い料理会は、南インドの“ポンガル”というタミルのお祝いを取りあげます!
インドには多様な人々が暮らしていますが、その中にタミル人と呼ばれる人たちがいます。タミル人は主に南インドのタミル・ナードゥ州やスリランカの北部・東部に住みタミル語を話す民族で、世界には7000万人のタミル人が暮らしているそうです。
そのタミル人のお祝い‘ポンガル“や南インドの食について教えてくれるのは、今回の講師、武田尋善さん。武田さんは画家(銅板画家)でもあり、インドユニットマサラワーラーとして日本各地(ときに海外でも)を巡り、インド料理イベント、ミールスたべさせられ放題、料理教室なども行っているユニークな人です。
絵を描き料理をつくるだけでなく、時にインドムービーダンスも踊るという多才さ活発さがあるのに、朴訥として笑顔の絶えない親しみやすいお人柄の持ち主でもあります。
(ミールスたべさせられ放題とは、わんこそば状態で南インドのミールスを食べられる太っ腹な食イベントのことです!)
ぜひ武田さんと繋がって他のイベントにも顔を出してみてくださいね。
さてポンガルについては、私もイベント当日に詳しく学ぼうと思いますが、
下調べでは、ポンガルは農民のお祭りで収穫祭的な意味合いがあり、古い衣服を燃やすなど火祭りの要素もあり、さらにはカラフルに色をつけた米粉を使って家の床に絵や模様を描くといった面白い風習もあるようです。

ポンガルはタミル語で“沸騰する・湧き出る”という意味があり、米を炊くときに沸騰してブクブク泡が出ることを繫栄や富の象徴としてとらえ、ゆたかな収穫やあふれ出る富を祈願した祭りの語源となりました。収穫祭らしく太陽神をまつるお祝いでもあります。
四日間行われる祭り中、日によってお祭りの内容は変わり、二日目は家畜に感謝する日で家畜と遊ぶ日なのだそう。馬車レースや牛レース、中でも有名なのが”ジャッリカットゥ”という牛を捕まえる競技で、牛が逃げたら牛の勝ち、一定時間耐えればブルファイターの勝ちだそうで、牛と人間の真剣勝負な鬼ごっこが展開されるそうです!面白いですね。このお話も詳しく伺いたいです。

ポンガルの食事については、この祭りの名前にもなっているポンガル(粥)をつくって食べるのが習わしです。このとき食べるのはミルクで炊いて黒糖やギー(純粋な脂肪分だけを集めた溶かしバター)をたっぷり使ったリッチなポンガルで、普段食べる甘くないポンガルは、サンバルやチャトニ―、甘くない米と豆のドーナツなどど一緒に食べるそうで、こちらのレシピもぜひ試してみましょう。
インド国旗をイメージしたオレンジ、緑、白の3色のチャトニ―や米粉と豆の甘くないドーナツ、インドの味噌汁的なサンバルなど定番の南インドレシピを教えてもらえるので、いっきに南インドべジ料理に詳しくなって、家でも再現していただけそう。
南インドの料理や食、そして南インドに行ってみたいと思っている方なら、ぜひ色々武田さんに質問してみてください。面白い体験談もたくさん伺えそうです。
「築地で世界のお祝い料理を楽しむ会第4回南インド タミールナードゥの祝祭“ボンガル”を祝う!!」
1月26日(木)10:30~です。
残席少なくなっておりますが、まだ数席空きがあります。
▼お申し込みはこちらから
https://peatix.com/event/3455111
ご参加をお待ちしております!