青魚×酸味レシピの試作を繰り返していたらカラダの調子が良いです。
疲れが溜まりにくい実感があります。
青魚を食べて、疲れを感じにくくなるのはどういうわけでしょうか。
ご存知のように青魚の油には、DHAやEPAと呼ばれる不飽和脂肪酸が多く含まれています。
不飽和脂肪酸は常温でも固まることがなく、血液をサラサラにする効果があります。
薬膳では瘀血(おけつ)、湿痰(しつたん)という言葉があって、
これは余分な水分やドロドロの血が、カラダの中で停滞している状態を表しています。
こういう言葉があることからも分かるように、結局人のカラダの70%は水分で出来ているので、良い状態の血液や水分がカラダの中を滞りなく巡っているのは、健康な状態なんだなってわかりますよね。
血液がサラサラと全身をくまなく巡れば、酸素もいきわたるし、カラダにとって必要な栄養が足の先から頭まで運ばれていきます。そんな状態は理想的です。
青魚に多く含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸、オメガ3は、血液をドロドロにするコレステロールや中性脂肪を下げる働きがあります。また血液中の赤血球の細胞膜を柔軟にする効果も報告されており、手足の末端まで血液がいきわたりやすくなります。
血液の循環が悪く、頭痛や肩こりなどがある方は積極的に青魚を食べてくださいね。効果を実感できると思いますよ。
今日は下処理やさばく必要のないイワシの丸干しを使ったレシピをご紹介します。マリネにレモン汁をたっぷり使うのがポイント。
魚の塩焼きにレモンやかんきつ類を添えたり、ポン酢をかけたりしますね。
レモンやかんきつ類は魚の臭みを取り、カルシウムの吸収を高め、さらにクエン酸の疲労回復効果もプラスされるので、青魚とは相性が良いです。青魚+柑橘類、覚えておいてください!
では早速レシピをご紹介。
丸干しのレモンマリネ
<材料>
・イワシの丸干し 10尾位
・玉ねぎスライス 1/4~1/2個分
・人参スライス又はせん切り 10センチ位
・レモン汁 1個分(50ml)
・砂糖 大さじ1
・オリーブオイル 50ml
・コショウ 適宜
<つくり方>
①レモン汁を絞りボウルに入れ、砂糖とコショウを加えて混ぜる。砂糖が溶けたらオリーブオイルを加えよく混ぜる。
②玉ねぎスライスと人参を加える。
③イワシの丸干しを焼き、頭と尾は(焦げるので)カットして②のボウルに漬ける。
以上です。カンタン。丸干しに塩分があるのでマリネ液に塩は加えません。
イワシ以外でもシシャモなどでもOK。
量を変える場合、レモン汁とオリーブオイルの割合は同量、砂糖の量は好みで調整してください。
付けてすぐ食べてもOK、冷蔵庫で4~5日持ちますので常備菜として、カッテージチーズやレタスのサラダに加えても合います。
ぜひお試しあれ。